災害時は現金が役立つ
地震などの災害に備えて、食べ物などの備蓄をしている人は多いと思いますが、意外に重要なのが「現金」です。
どうして現金が必要なのでしょうか?また、いくら用意しておけば良いでしょう?
■ATMやカードは使えない
災害発生直後は、ATMやクレジットカードが使えなくなる可能性が高いでしょう。また、電子マネーも停電すると利用できなくなってしまいます。
このため、コンビニや自動販売機で食べ物、飲み物購入する場合や、遠くに通勤している場合や出張先などの場合でビジネスホテルの宿泊する場合の費用として、いくらかの現金が必要になります。
では、いくらぐらいの現金を用意しておけばよいのでしょうか?
■用意するのは5〜10万円程度
金融庁の報告によると、東日本大震災の場合、金融機関が営業を再開するまでに、おおよそ4日程度かかっていますので、最低限4日から一週間程度の生活に必要な金額を用意しておくと安心でしょう。
ちなみに、2010年9月に実施された日経新聞の「災害時にどのくらいの現金を持っていれば安心か」のアンケートでは、「5〜10万円」が最も多い回答でした。
■小銭や千円紙幣を多めに
ここで気を付けたいのは、「小銭」を多めに用意することです。
一万円札は利用できる場面が限られ、また、災害時はお釣りが不足することが考えられますので、千円紙幣や小銭を多めに用意するようにしましょう。
防災川柳
へそくりも 小銭多めで 備えたい