お天気JAPAN
地震コラム


家具等の固定

皆さんの家は家具の固定はされていますか?

阪神大震災では約8割〜9割の人が崩れた家屋や家具の下敷きになって亡くなりました。
そこで、ここでは家具の固定方法について、お話したいと思います。

壁への家具の固定はL型金物を使用して、壁に木ネジ等で止めるのが一般的です。
木ネジは、ボードの厚みを考慮して、長めのものを準備しましょう。
また、上下に積み重ねて使用する家具は、上下連結が出来ているかを今一度確認し、その上で壁に固定しましょう。

ここで注意が必要です。

壁ならどこでも固定できるわけではありません。
石膏ボードや発砲プラスチック系の断熱が入った壁には桟がないため、固定は出来ません。
こうした壁に家具を固定した場合、地震で揺れると家具の重さで壁の表面がはがれてしまう危険性があります。

どうしてもやむを得ない場合は、天井で家具を支えるという方法があります。
つっぱり棒をしたり、壁と家具の間に隙間を埋める収納ユニットを置いたり等ありますが、直接壁に据え付けるより、強度が劣りますので、極力壁に固定する方法を検討してみてください。
また、テレビやレンジはテレビ台等をL型金物で固定した上で、台にバンド等で固定しましょう。