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部分月食(2019)


2019年7月17日夜明け前、西の空で部分月食になります。

中国・四国地方より西では、月が沈む直前に月食が始まり、欠けたまま沈む「月入帯食」となります。
一方、それより東の地域では、半影月食となるでしょう。

【半影月食とは】

月食とは、太陽-地球-月の順番に一直線に並んだときに、地球の影が月にかかって、月の一部、もしくは全部が隠れる現象です。

この地球の影には、太陽の光の全く届かない『本影』と呼ばれる部分と、太陽の光が一部遮られながらも届く『半影』の2種類あります。
本影の周りを覆うような形で半影が存在し、中心に近いほど暗くなります。

月全体が地球の本影に隠れる現象を『皆既月食』、一部が隠れる現象を『部分月食』といい、月が地球の半影に隠れる現象を『半影月食』と言います。

半影月食は月の一部がわずかに暗くなる程度なので、本影月食に比べると余り暗くならず、気がつかないうちに終わっている・・・ということもよくあります。

次回、日本で見ることができる月食は、2021年5月26日です。
この時は、月が欠けながら昇る、月出帯食になります。