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4月こと座流星群(2019)



2019年4月23日の午前9時頃「4月こと座流星群」が極大を迎えます。
見頃は4月23日の未明から夜明け前です。
ただ残念ながら、満月に近い月があり、あまりよい条件ではありません。
平成最後の流星群、観測の際は、できるだけ開けた暗い所でチャレンジしてみて下さい!

4月こと座流星群とは

4月こと座流星群は、条件の良い場所でも1時間あたりに5〜10個程度と、それほど出現数は多くない流星群です。
母天体は太陽の周りを約400年で公転するサッチャー彗星で、流星群の母天体としては最も長い周期です。

はじめに出現数は多くないと書きましたが、突発的に多くの流星が見えることがあります。
1922年、1945年、1982年には1時間当たり100個以上の出現数が確認されています。
ですが、母天体と突発的な出現の増加の関係性は、まだ分かっていません。

他にも4月こと座流星群の特長としては、
(1)流れる速度が速い
(2)光る筋が残る事(流星痕)がある
の2点が挙げられます。

この流星群は元々「こと座κ(カッパ)流星群」や「こと座流星群」と呼ばれていましたが、2009年の国際天文学連合(IAU)で「4月こと座流星群」が正式名称になりました。