2004年10月13日09時にマリアナ諸島近海で発生した台風第23号は、20日13時頃に大型の強い勢力で高知県土佐清水市付近に上陸しました。
その後、18時前、大阪府南部に再上陸して本州を縦断、21日03時に関東地方で温帯低気圧となりました。
四国地方や大分県で500mmを超えるなど広い範囲で大雨となるなど、多くの地点でこれまでの日降水量の記録を上回る大雨となりました。
この台風により、兵庫県の円山川、出石川が氾濫、京都府の由良川が氾濫して浸水害が発生、その他、土砂災害や高波による堤防の決壊など大きなな災害が発生しました。
人的被害は、兵庫県、京都府、香川県を中心に、全国で死者・行方不明者が100人近くに達する甚大な被害となりました。
●死者
95名
●行方不明者
3名
●負傷者
721名
●住家全壊
907棟
●住家半壊
7,929棟
●一部損壊
12,514棟
●床上浸水
13,341棟
●床下浸水
41,006棟