ひまわり8号は、これまでの気象衛星の後継機として開発され、世界最先端の観測能力を有する可視赤外放射計を搭載した新しい静止気象衛星です。
地球の雲の状態を撮影するために、ひまわり8号には、可視域3バンド、近赤外域3バンド、赤外域10バンドの計16バンドのセンサーが搭載されています。
従来は約30分を要していた観測時間を10分毎に行いながら、日本付近のみ2.5分毎に観測する機能も備わっています。
さらに、水平分解能も従来に比べて2倍に向上しています。
ひまわり8号の主要諸元 | |
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位置 | 東経約140度の赤道上 高度約35,800km |
姿勢制御 | 三軸姿勢制御方式 |
設計寿命 | 衛星本体15年以上 ミッション8年以上 |
大きさ | 全長約8m |
重量 | 打ち上げ時 約3,500kg |
出典:気象庁観測部気象衛星課発行資料