大雨と高波及び突風に関する全般気象情報
気象庁予報部
2019年05月21日 16時53分
東日本や東北地方の太平洋側では、これまでの大雨により地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。また、21日夜にかけて、局地的に激しい雨が降るでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、関東地方では高波に警戒してください。
雨雲レーダー
[気圧配置など]
寒冷前線が、北日本と関東地方を通過中です。21日夜にかけて関東地方では大気の不安定な状態が続きます。
[防災事項]
<大雨・突風>
東日本や東北地方の大雨の峠は超えつつありますが、これまでの大雨により、地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。また、関東地方の一部や伊豆諸島では、所々で1時間30ミリ以上の激しい雨が降っており、21日夜にかけて続く見込みです。
22日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
伊豆諸島 100ミリ
関東地方 50ミリ
の見込みです。
東日本や東北地方の太平洋側では、21日夜にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。東北地方では土砂災害に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
<高波>
関東地方の海上では、大しけとなっており、21日夜まで続く見込みです。高波に警戒してください。
21日に予想される波の高さは、
関東地方 6メートル
東北地方、伊豆諸島 5メートル
の見込みです。
[補足事項等]
「大雨と高波及び突風に関する全般気象情報」は、本号限りで終了しますが、地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。