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気象情報

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報

気象庁予報部


2019年07月04日 11時07分


東日本太平洋側では4日夕方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。また、九州南部では、これまでの大雨により土砂災害の危険度が高くなっています。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。



雨雲レーダー

雷レーダー


[気圧配置など]
 梅雨前線が種子島・屋久島付近を通って東日本太平洋側にのびており、前線上の低気圧が関東地方を東北東に進んでいます。東日本では、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。
 梅雨前線は、4日は西日本から東日本の太平洋側に停滞しますが、5日は奄美地方まで南下する見込みです。6日以降、前線は西から北上するでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 東日本太平洋側では、4日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。
 また、強い降水域は種子島・屋久島付近まで南下しましたが、九州南部では、これまでの大雨により、引き続き土砂災害の危険度が高くなっています。
 
 5日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  九州南部(種子島・屋久島地方)、奄美地方 120ミリ
  関東甲信地方               100ミリ
  東海地方                  70ミリ
     
 九州南部では引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。東日本でも、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は本号をもって終了しますが、梅雨前線の北上で大雨が予想される場合は全般気象情報を再び発表します。地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報にも留意してください。


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