暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報
気象庁予報部
2019年11月14日 16時40分
北海道地方では、16日にかけて雪を伴って非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。暴風や高波、猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害に警戒してください。東北地方や北陸地方でも14日夜にかけて、高波に警戒してください。
雨雲レーダー
[気圧配置など]
前線を伴った発達中の低気圧が間宮海峡を北上しています。
北日本では、16日にかけて気圧の傾きが急な状態が続き、14日夜からは、上空約1500メートルに、平年よりも10度程度低い真冬並みの寒気が流れ込む見込みです。
[防災事項]
<暴風雪・高波>
西日本から北日本の広い範囲で風が強まっており、北日本を中心に暴風や大しけとなっている所があります。
北海道地方では、16日にかけて雪を伴い風が非常に強く、海は大しけとなるでしょう。暴風や高波、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。
東北地方や北陸地方でも、14日夜にかけて大しけとなる所があるでしょう。高波に警戒してください。
15日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 25メートル(35メートル)
東北地方、北陸地方 18メートル(30メートル)
15日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 7メートル
東北地方、北陸地方 6メートル
です。
なお、18日から19日頃にかけて、北海道地方を中心に再び暴風や暴風雪、高波となるおそれがあります。
<大雪>
北日本日本海側や北陸地方では雨や雪が降っており、北海道地方は平地でも雪が降っています。
北海道日本海側では、14日夜から16日にかけて大雪となるでしょう。積雪や路面凍結による交通障害、湿った雪による電線等への着雪、なだれに注意してください。
15日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北海道地方 60センチ
東北地方 20センチ
16日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北海道地方 50から70センチ
です。
[補足事項]
これで「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報」は終了しますが、地元気象台が発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。