暴風と高波及び雷に関する全般気象情報
気象庁予報部
2020年01月28日 16時42分
発達中の低気圧の影響で、29日にかけて、北日本の海上を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなるところがあるでしょう。暴風や高波に警戒してください。また、東日本太平洋側では、29日朝にかけて竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうに注意してください。
雷レーダー
[気圧配置など]
紀伊半島付近には、前線を伴った発達中の低気圧があって、東北東に進んでいます。低気圧は、29日朝に関東地方を通過し、その後は三陸沖を北上するでしょう。
また、低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本では、29日朝にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
東日本では海上を中心に強い風が吹き、大しけとなっているところがあります。
低気圧の接近に伴って今後は北日本で風が強まり、北日本の海上を中心に29日にかけて非常に強い風が吹くでしょう。東日本太平洋側では29日朝にかけて、北日本太平洋側では29日は大しけとなる見込みです。
29日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 23メートル(35メートル)
東北地方 20メートル(30メートル)
29日までに予想される波の高さは、
北海道地方、東北地方、関東地方、東海地方 6メートル
伊豆諸島 5メートル
です。
暴風や高波に警戒してください。
<雷・突風・降ひょう>
東日本太平洋側では29日朝にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。東日本では、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項等]
これで「暴風と高波及び雷に関する全般気象情報」は終了しますが、地元
気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。