2004年8月28日9時にマーシャル諸島近海で発生した台風第18号は、9月5日に大型で非常に強い勢力で沖縄本島北部を通過後、7日9時半頃、長崎市付近に上陸して九州北部を横断しました。
広島で60.2m/s、札幌で50.2m/sなど、沖縄地方から北海道地方にかけて、これまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/s以上の猛烈な風が吹きました。
また、九州地方では900mmを越える大雨を観測し、さらに瀬戸内海沿岸、日本海側沿岸などで高潮が発生しました。
この台風によって建物の損壊や倒木被害、転倒や飛散物の落下による負傷などの被害が各地で発生しました。また、西日本では船舶の乗揚げ事故が相次いで発生しました。
●死者
43名
●行方不明者
3名
●負傷者
1,399名
●住家全壊
144棟
●住家半壊
1,506棟
●一部損壊
63,343棟
●床上浸水
1,328棟
●床下浸水
19,758棟