[答え]

A.鍵屋

1733(亨保18)年、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられたことに由来し、花火の日と言われています。
この時の花火を献上したのが、「宗家花火鍵屋」で、鍵屋は日本最古の花火業者として現存しています。
ちなみに、鍵屋と並んで江戸の花火を代表した「玉屋」は、鍵屋の手代であった清吉（市兵衛）が1810年に暖簾分けをした屋号で、「鍵屋」「玉屋」の双方が腕を競いあっていました。
鍵屋と玉屋は異なる打ち揚げ場所から交互に花火を揚げたため、観客は双方の花火が上がったところで、よいと感じた業者の名を呼んだそうです。これが、花火見物でおなじみの「たまやー」「かぎやー」の掛け声の由来といわれています。