[答え]

×：日本の国鳥はキジ

トキは、かつて日本全国に多く生息し、江戸時代にはあまりの多さで、田畑を荒らされることから駆除を申請する地域もあるほどでした。
しかし明治に入ると、肉食の広まりや羽毛の需要が増えたことで乱獲され、生息数が一気に減り、昭和56年には佐渡のトキがすべて保護され、ついに日本から野生のトキが姿を消してしまいました。
その後、中国からつがいのトキの贈呈を受け、人口繁殖に成功、2008(平成20)年9月25日、佐渡市の山地にて、10羽のトキが試験放鳥され、実に27年ぶりの野生復帰となりました。
現在までに、日本における野生のトキは200羽に迫る数にまで回復しています。
ちなみに、トキは「ニッポニア・ニッポン」という学名を持つことから日本の国鳥であると誤解を受けることもありますが、日本の国鳥はキジです。