大雨と雷及び突風に関する全般気象情報
気象庁
2025年08月21日 05時47分
東北北部では21日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、北日本では引き続き21日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
雨雲レーダー
雷レーダー
[気象概況]
前線が東北北部をゆっくり南下しています。また、低気圧が千島近海を東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、北日本では大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降っている所があります。北日本の大雨の峠は越えましたが、東北北部では、21日5時までの48時間降水量が300ミリ以上となり、8月の平年の1か月の降水量を超える記録的な大雨となっている所があり、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。
21日は、前線が東北地方をゆっくり南下し、千島近海の低気圧は千島の東に進みながら夜までに不明瞭になる見込みです。低気圧や前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、北日本では引き続き21日は、大気の非常に不安定となる所があるでしょう。
また、北日本では23日から24日頃にかけて、再び低気圧や前線の影響で、日本海側を中心に警報級の大雨となる可能性があります。
[雨の予想]
北日本では大雨の峠は越えましたが、引き続き21日は、雷を伴い激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。
21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 80ミリ
東北地方 50ミリ
[防災事項]
東北北部では21日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、北日本では引き続き21日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項]
これで、「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は終了します。