大雨と雷及び突風に関する全般気象情報
気象庁
2025年09月03日 10時37分
北陸地方では3日昼前は、関東甲信地方では3日夕方から3日夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。東日本では3日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北日本から西日本では、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
雨雲レーダー
雷レーダー
[気象概況]
前線が西日本から東日本にのびており、4日にかけて南下するでしょう。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むことに加え、日中は広い範囲で気温が高くなるため、引き続き3日は、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[雨の予想]
北陸地方ではこれまでの大雨により、土砂災害や洪水災害の危険度の高まっている所があります。北陸地方は3日午前中、関東甲信地方では3日午後を中心に、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
3日12時から4日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東甲信地方 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
北陸地方 新潟県
3日昼前にかけて
関東甲信地方 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京地方
3日夕方から3日夜のはじめ頃にかけて
[防災事項]
東日本では3日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北日本から西日本では、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、3日17時頃に発表する予定です。