大雨と雷及び突風に関する全般気象情報
気象庁
2025年11月02日 04時42分
東北地方と北陸地方では3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。北日本から西日本では3日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、短時間強雨に注意してください。
雨雲レーダー
雷レーダー
[気象概況]
上空約5500メートルには、3日にかけて北日本から東日本では氷点下30度以下、西日本では氷点下24度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。また、北海道付近の低気圧は3日朝までに千島近海へ進み、日本海の低気圧は東北地方付近へ進む見込みです。上空の強い寒気と低気圧の影響で、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[雨の予想]
東北地方と北陸地方では3日にかけて、雷を伴い激しい雨や強い雨が降る所があるでしょう。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 60ミリ
北陸地方 60ミリ
その後、3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 50ミリ
北陸地方 100ミリ
[防災事項]
東北地方と北陸地方では3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。北日本から西日本では3日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、短時間強雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項]
この情報は「暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、2日17時頃に発表する予定です。