食料備蓄は3日分
災害への備えで、まず思いつくのは食料の備蓄だと思います。
いざという時の備えは多いに越したことはありませんが、おうちに食べ物を保管するスペースには、限りがありますよね。
避難するときに持ち出すのも大変です。
食料備蓄っていったいどのくらい必要なのでしょうか。
■72時間は人命救助優先
災害発生から72時間(3日間)は、人命救助が最優先されるため、物資の配給が届きだすまでの3日分が食料備蓄の基本とされます。
3日分って具体的にはどのくらいになるでしょうか。
■3日分の備蓄品
飲料水であれば、1人1日3リットルが目安とされますので、9リットルとなります。
ミネラルウォーターをペットボトルで保管しても良いですが、持ち出せるポリタンクや飲用水袋に水道水を入れておくとよいでしょう。
古くなったら洗濯や植物の水やりに使うなどして、定期的に新しくしましょう。
食べ物はご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど、加熱せずに食べられるものや、缶詰やレトルト食品も用意して、それぞれ1人9食分を準備しましょう。
レトルト食品を温められるように、ガスコンロとボンベを備蓄しておくのもよいでしょう。
■ローリングストック法
最後に、食料備蓄のポイント。
『防災用』として特別に手を付けずに保管しておくのではなく、普段から食べているものを備蓄しつつ、使った分を補充して常に一定量の食材を備蓄するようにしましょう。
これを「ローリングストック法」といいます。
これですと、買い忘れが防げますし、普段から食べているものを災害時にも食べることで、日常に近い食生活を送ることができます。
防災用の日持ちのする食べ物は、どうしても普段の食事に比べてあまり美味しくないことも。
おいしいと思える食べ物をこまめに補充して、災害に備えましょう。
防災川柳
食料の 備蓄も鮮度 大切に