徒歩帰宅は10kmまで
自宅から離れている職場で大地震が発生した場合、多くの人が自宅へ帰ろうとすると思いますが、ちょっと待ってください!
地震の場合、交通機関がマヒしている可能性が高く、駅は混乱しているかもしれません。
歩いて帰るにも余震で建物が倒れてきたり、道路も亀裂が入るなど危険な可能性もあります。
慌てず、適切に避難することが大切です。
■避難して情報収集
まず、地震がおさまったら、建物が倒壊する可能性がありますので、速やかに屋外に避難しましょう。
できれば、広域避難場所に指定されている広場や公園などに移動しましょう。
安全な場所で落ち着いたら、次は情報収集です。
ラジオで交通情報を確認します。スマートフォンのアプリを利用する場合は通信制限が行われていますので、大勢で使用せず情報を共有しましょう。
また、家族のいる方は伝言サービスなどを活用し、避難について連絡を取り合いましょう。
■自宅までの距離を事前確認
公共交通機関が利用できない場合、徒歩での帰宅を検討します。
健康な人が徒歩で帰宅できる距離は10km程度と言われています。マップサイトやアプリなどで、あらかじめ自宅と職場との距離を調べておきましょう。
自治体によっては、徒歩帰宅を支援するマップが作成されているほか、支援ステーションが開設される場合があります。職場やお住いの自治体のホームページを確認してみましょう。
■夜間や雨の日は・・
自宅と職場の距離が10km以内でも、暗い時間帯や悪天候の場合は徒歩での帰宅は控えましょう。
徒歩で帰宅する場合は、余震による建物や塀の倒壊、道路の損傷に十分注意してください。
また、緊急車両の通行の妨げにならないよう、配慮してください。
非常時だからこそ、周りに気を配りながら、みんなで助け合うことが大切です。
防災川柳
非常時は 「回線」「道路」 譲り合い