津波避難は「より高く」
2011年の東日本大震災による津波の被害は記憶に新しいところです。
津波避難のポイントは、「とにかく高いところに逃げる」ことです。
ここでは、事前の準備や、気象庁から発表される津波情報の見方についてご紹介します。
■避難する場所は事前に確認
学校の体育館や公民館が避難所になっている場合が多いと思いますが、大雨や地震の避難所と、津波の避難場所が異なる場合があります。
それは、沿岸地域ではそういった避難所が津波の浸水区域内に位置していることがあるためです。
自治体のハザードマップやホームページなどで、自宅のそばの津波避難場所を正しく把握しましょう。
旅行などで訪れる際も、事前に確認すると良いでしょう。
また、避難所だけではなく、一時避難する高台の場所も調べておきましょう。
■まず津波の心配を
もし地震の震源が海岸から離れていない場合、津波警報が間に合わないことがあります。
その場合は、情報を待たずにすぐに避難行動をとりましょう。
その後、地震による津波の心配が無いと発表されるまでは、避難し続けるようにしてください。
■津波警報が出たら急いで高台へ
津波警報や大津波警報が発表された場合、とにかく急いで高台に避難してください。
津波警報と同時に予想される津波の高さが1m、3m、5m、10m、10m超の5段階で発表されます。
状況に応じて、より高い場所を目指して避難しましょう。
また、揺れが無くても遠くで発生した津波が襲ってくることもあります。
第一波よりも後からやってくる波が高くなることもあります。
津波警報や大津波警報が発表されている間は避難し続けるようにしましょう。
■津波注意報は海岸から離れて
津波注意報が発表されたときは、海から上がって海岸から離れましょう。
津波はただの波とは違い、数kmから数百kmの長さがある巨大な水の塊が押し寄せてきます。
津波の高さが低いからと言って、決して油断しないようにしてください。
防災川柳
高台で 安心せずに より高く